HHKB Professional BTとType-S使い比べレビュー!BTはいいぞ

2016年12月12日

HHKB BT と Type-S の比較

Happy Hacking Keyboard Professional の Bluetooth 版 と Type-S を使い比べてみたのでレビューします。BT 版のほうが好きなので BT 推しの記事になっています。BT か Type-S、どちらかの購入を検討されている方の参考になれば。

目次

  1. サイズはほぼ同じ
  2. 背面の違い
  3. 重さ
  4. 打鍵感の違い
  5. 打鍵音の違い
  6. BT 版を買ってよかったこと
  7. BT 版を購入する前に懸念していたけど、買ってみたら大丈夫だったこと

サイズはほぼ同じ

サイズは電池が入る部分を除けばほぼ同じです。

以下の画像は BT と Type-S を上下に並べてみたところ。横幅はほぼ同じ。

HHKB BT と Type-S を前後に並べた

横から見たところ。

HHKB BT と Type-S を縦に並べて横からみたところ

今度は左右に並べて手前からみたところ。縦の長さもほぼ同じ。傾斜をつけるツメを立てたときの高さも同じ。

HHKB BT と Type-S を横に並べ、手前から見たところ

奥からみたところ。BT は上部の電池を入れる部分が出っ張っています。

HHKB BT と Type-S を横に並べ、奥から見たところ

背面の違い

背面です。BT は Type-S と比べて改良されています。

HHKB BT と Type-S の背面
  • DIP スイッチが背面に移動
  • DIP スイッチのフタにツメがついて開けやすくなった
  • 傾斜を調整するツメが柔らかくなった
  • すべり止めゴムが大きくなり、上側にもついた

重さ

BT のほうが重いです。

BT(電池入り) が 564g、Type-S が 504g。持ち比べてみると、BT のほうがやや大きく重く感じます。

打鍵感の違い

打鍵感は明らかに違って、BT のほうがキータッチが軽く、Type-S は重いです。公式の仕様では押下圧は両方とも 45g と同じですが、実際に入力してみるとなぜか違います。

表現が難しいですが、BT はとにかく軽く、軽やかな打鍵感覚です。Type-S は入力の始めにやや抵抗を感じ、指先に吸い付くような打鍵感覚です。

BT のキーストロークは 4.0 mm、Type-S のキーストロークは 3.8mm。Type-S のほうが浅いです。これも打ち比べるとはっきりわかります。

私は BT の軽いキータッチが好みです。長時間入力しているとき、BT のほうが疲れないです。特に小指が。Type-S 好きの友人曰く「力を入れないように意識すると、自然とキータッチが軽くなって疲れないよ」ということなので、打ち方の癖とか相性のような気がしています。

打鍵音の違い

BT は 「チャキチャキ」「パチパチ」「サクッ」といった音がします。Type-S は「シャキシャキ」「コトコト」「パコッ」といった音がします。

一緒に仕事をしている周囲の方に聞いてみると、Type-S のほうが静かとのこと。どちらもタイプ音はそれほど気にならないそうです。

私は BT の音が好みです。なんかチャキチャキ仕事している感じになれます。Type-S は静かでいいんですが、左 Shift キーの「パコッ」音が情けなく感じることがあります。

BT 版を買ってよかったこと

机がスッキリするのが最高

ケーブルが 1 本減るだけで、予想以上に机の上がスッキリして快適です。

会議でノート PC を持ち出すのが少し楽に

HDMI、Thunderbolt、電源、USB ケーブル・・・。会議に行くたびにこれらのケーブルをブチブチ抜いていますが、ケーブルがひとつ減って少し楽になりました。毎日の繰り返しの動作が減るのはいいことです。

BT 版を購入する前に懸念していたけど、買ってみたら大丈夫だったこと

Bluetooth の反応は良好

MacBook Pro で利用していますが、キー入力が遅延したり、接続が突然切れることはまずありません。USB と変わらぬ信頼感です。電源 OFF から ON にしたときの接続も早いです。

電池持ちが良い

仕事で 1 日 8 時間くらい使って、3 ヶ月くらいで電池交換のサインがでました。このくらいであれば全く問題ありません。30 分キー入力がなければ勝手に電源が OFF になるので、電源の切り忘れの心配もありません(DIP スイッチの設定によります)。

利用する端末を切り替えるには、使わない端末のBluetoothをオフにする必要がある

再接続のときには前回使っていた端末につながろうとします。利用したい端末を切り替えるには、使わない端末のBluetoothをオフにする必要があります。たまに不便に感じることがありますが、慣れました。

まとめ

  • 大きさはほぼ同じ
  • キータッチは BT のほうが軽い
  • BT は背面が進化
  • ケーブルがひとつ無くなるメリットは大きい

HHKB BT とても快適です。良い買い物をしました。

PFU HHKB Professional BT 英語配列/墨 PD-KB600B
PFU HHKB Professional BT 英語配列/墨 PD-KB600B

本記事で紹介した HHKB Bluetooth 通信モデルです。今買うなら、こちらではなく HYBRID Type S をおすすめします。

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