以前、neobundleとpathogenを共存させてVimのプラグインを管理する方法についての記事を書きました。
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neobundleとpathogenを共存させてVimのプラグインを管理する
私はこれまでpathogenでプラグインの管理をしていましたが、このたびプラグインの大部分をneobundle管理下に移 ...
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当時は、リポジトリが公開されていないプラグインをneobundleで管理する方法が分からなかったのでpathogenとneobundleを併用していました。この記事にShougoさんよりコメントいただき、最新のneobundleではpathogenの代わりになる機能が実装されているとの情報をいただきました。
マニュアルを参考に試してみたところ、リポジトリを持たないプラグインをpathogenのように読み込むことができましたので、設定方法を紹介します。
これでpathogenは不要となり、プラグインの管理をneobundleに一元化できました。
動作確認環境
- Vim 7.3
- neobundle 0.1
目次
ディレクトリ構成
.vim/bundleディレクトリの構成を紹介します。
.vim
├─bundle
│ ├─automatic
│ │ ├─neobundle.vim
│ │ │ ├─autoload
│ │ │ └─doc
│ │ ├─unite.vim
│ │ │ ├─autoload
│ │ │ ├─doc
│ │ │ ├─plugin
│ │ │ ├─spec
│ │ │ └─syntax
│ │ ├─vimproc
│ │ │ ├─autoload
│ │ │ ├─doc
│ │ │ ├─plugin
│ │ │ └─spec
(略)
│ └─manual
│ ├─bufonly
│ │ └─plugin
│ ├─dirdiff
│ │ └─plugin
│ └─im_control
│ └─plugin
私は、自動でリポジトリと同期させるプラグインをautomaticディレクトリで管理し、リポジトリを持たない、手動で管理が必要なプラグインをmanualディレクトリで管理しています。
両者を同じディレクトリで管理しても大丈夫のようでしたので、ディレクトリ構成はお好みで。
リポジトリを持たないプラグインの設定方法
リポジトリを持たないプラグインをneobundleで読み込むには、下記の書式で.vimrcに記述します。
NeoBundle 'プラグインのディレクトリ名', {'type' : 'nosync', 'base' : '~/.vim/bundle/manual'}
~/.vim/bundle/manual にリポジトリを持たないプラグインが格納されている場合の例です。
.vimrcサンプル
filetype plugin indent off
if has('vim_starting')
set runtimepath+=~/.vim/bundle/automatic/neobundle.vim
call neobundle#rc(expand('~/.vim/bundle/automatic'))
endif
"自動でリポジトリと同期するプラグイン
NeoBundle 'git://github.com/Shougo/neobundle.vim.git'
NeoBundle 'git://github.com/Shougo/vimproc.git'
NeoBundle 'git://github.com/Shougo/unite.vim.git'
(略)
"リポジトリを持たないプラグイン
NeoBundle 'im_control', {'type' : 'nosync', 'base' : '~/.vim/bundle/manual'}
NeoBundle 'bufonly', {'type' : 'nosync', 'base' : '~/.vim/bundle/manual'}
NeoBundle 'dirdiff', {'type' : 'nosync', 'base' : '~/.vim/bundle/manual'}
(略)
filetype plugin indent on