CentOS6.7 にデプロイツールの Python fabric をインストールしたときのメモです。
fabric は epel リポジトリから yum で簡単にインストールできますが、epel のものはバージョンが 1.6.2 と古いので (2016年5月31日現在)、pip から最新版をインストールする方法を紹介します。
目次
IUS Community のリポジトリを登録
Python2.7 を yum でインストールするために IUS Community のリポジトリを登録します。
手順は IUS のサイトを参考にしました。CentOS7 用のリポジトリもあるので 7 系の方はリンク先を参考にしてください。
# rpm -ivh https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/epel-release-latest-6.noarch.rpm
# rpm -ivh https://centos6.iuscommunity.org/ius-release.rpm
IUS のリポジトリは Python 以外にもいろんなパッケージが入っているので普段は無効にしておきます。ちなみに入っているパッケージは ius.io/Packages.md から確認できます。
/etc/yum.repos.d/ius.repo
の ius を enabled=0 に変更。
[ius]
name=IUS Community Packages for Enterprise Linux 6 - $basearch
#baseurl=https://dl.iuscommunity.org/pub/ius/stable/CentOS/6/$basearch
mirrorlist=https://mirrors.iuscommunity.org/mirrorlist?repo=ius-centos6&arch=$basearch&protocol=http
failovermethod=priority
enabled=0
gpgcheck=1
gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/IUS-COMMUNITY-GPG-KEY
Python2.7 をインストール
Python2.7 をインストールします。IUS リポジトリはオプションで有効にします。
# yum install python27 python27-devel python27-pip python27-setuptools --enablerepo=ius
動作確認
# python2.7 -V
Python 2.7.11
fabric をインストール
fabric は pip からインストールします。
# pip2.7 install fabric
動作確認
# fab -V
Fabric 1.11.1
Paramiko 1.17.0
以上です。